『映像の魔術師』として世界中のアーティスト達、日本でも勅使河原蒼風、安部公房をはじめとする偉大なアーティスト達を今なお魅了し、多大な影響を与え続けているチェコ・アートアニメの最高峰、「カレル・ゼマン」。彼の残した沢山の作品の中でも「水玉の幻想」(1949)や「悪魔の発明」(1958)は伝説的作品として語り継がれています。
日本でのカレル・ゼマンの認知度は世界でもトップクラスの高さです。撮影クルーはまず、そんな日本の中心地、東京の新宿都庁やエキセントリックな都内の実景等をカメラに収めていました。
撮影期間は4日間、ややタイトめなスケジュールで撮影は滞りなく進みます。
小野耕世氏へのインタビュー
2日目と3日目は映画評論家であり、海外コミックやアニメーション研究家の『小野耕世氏』、そして国内外の様々なアニメーション映画祭において最高賞を受賞されているアニメーション作家の『山村浩二氏」へのインタビューの撮影に費やされました。
お二方とも、お忙しい合間を縫って快くインタビューに応じていただきました。
小野耕世氏blog:
http://onokosei-biography.blogspot.jp/2013/07/blog-post_12.html
山村浩二氏HP:http://www.yamamura-animation.jp/
4日目は箱根へ向かいました。あいにくの天気のため『富士山』は臨めませんでしたが、映画製作の成功祈願もかねて箱根神社を訪れ、念願の温泉でゆっくり旅の疲れを癒しました。
撮影クルーのひとりが今回の撮影前、長野の朝日新聞ローカル版の取材を受けたそうです!
JATKA78は、プラハ7区の広大な敷地に建つかつての屠殺場が閉鎖された後に改装して作られた、全く新しいインディペンデントで実験的な芸術のための空間です。プロデューサー、ディレクター等スタッフらと久々の再会、映画の仕上がりもとても見応えのあるものでした。
日本での公開が待たれます!!
[Karel Zeman : Adventurer in Film] Trailer