Velikonoční nádivka
(イースターのナーディフカ)
Velikonoční bochánek
(チェコのイースターのパン)
今年2015年のVelikonoce(イースター)は4月6日!来たるイースターを翌月にひかえ、春の訪れをお祝いする、伝統的なチェコのイースターメニューを教わりました!
Nádivkaとは詰め物の意味。そう、ローストチキンなどのお腹部分に詰めるスタッフィングのことです。
チェコのイースターはこのスタッフィングを、主役にグレードアップさせて美味しくいただきます。
春を告げるナーディフカには春にのみ収穫される野菜を使います。
最近では日本でも手に入るようになった、葉タマネギやイラクサなんかがそうです。
セイヨウイラクサの若芽のやわらかい部分のみ使います。セイヨウイラクサは「ネトル茶」として日本でも出まわっており、イラクサは関東より南の山などに自生していますが、セイヨウイラクサとは別のものであり、日本では食べられる生のイラクサは現在入手困難です。なので今回は、イラクサの代わりにほうれん草を使いました。
出来上がったナーディフカの生地を一人一つづつ型に詰め、オーブンへGO!
焼き上がったらすぐに型からはずさず、冷めるまでしばらくそのまま放置します。
こうすることによってナーディフカを落ち着かせます。
イースターのお祝いのパン、ボハーネックはクリスマスにいただくヴァーノチカに似ていますが、シンプルだからこそ、編んで仕上げるヴァーノチカと違って生地のこね方や発酵時間が仕上がりに大きく影響します。
仕上がりは作る人によって形も様々、個性的です。一つ一つの仕上がりの問題点や原因をシェフが丁寧に解明してくれました!パン作りは奥が深いです。
オーブンで料理が出来上がるのを待つ間、チェコ蔵代表ペトル・ホリーによるチェコのイースターについてのチェコッと講座が行われました!
長く暗い冬が終わって春の到来をお祝いする復活祭イースターの習慣は、日本では考えつかないようなことが沢山あります。料理を作るだけでなくその背景を知ることで、より一層チェコの食文化が理解できますね。
チェコ蔵から今回のイースター特集の受講者の皆様に
「チェコ蔵特製!ヤルカママに教わったイースターエッグのレシピ」とそのレシピに沿って作ったイースターエッグをプレゼント。
材料はオールナチュラル!見て美しい、もらって嬉しい、食べて美味しい、
チェコのお母さん直伝の特別レシピです!
★今回も沢山の皆様と楽しくチェコの料理を作ることができ、本当にありがとうございました!★
どうかステキなイースターをお過ごしください。
Veselé Velikonoce!