Knedlíčková polévka (レバー団子のスープ)
Makové koláčky (けしの実のケーキ)
6月はチェコもジューン・ブライドの季節。チェコの結婚式にレバー団子のスープは欠かせません。今回は牛テールを使って、コクと旨味たっぷりのブイヨンをジクムンドシェフに教わりました!
テールと野菜、スパイスをじっくりことこと、ていねいに灰汁を取りながら煮込んだブイヨンは本当に絶品!コラーゲンもたっぷりとれる、女性にとっては嬉しいおまけつきの大好評のブイヨンでした
チェコッと食材: Kořenová zelenina(根菜類)料理、中でもpolévka(スープ)や、omáčka(ソース)作りにかかせないのがceler(セロリの根)やpetržel(パセリの根)などの根菜です。まだまだ日本では見かけませんが、外国人御用達の某高級スーパーなどで売られていることもあるようです。
Játrové knedlíčky (レバー団子)はレバーの膜をていねいにとり、ハーブやスパイスと混ぜあわせます。
細かい行程を重ねることでレバーのくせが全くなく滑らかな食感のレバー団子に仕上がりました。
チェコの結婚式の披露宴の食事では、新郎新婦は一枚のナプキンにくるまりこのをお互いに食べさせ合います♡ これからの人生を一丸となって共に送って行くという伝統的なならわしのひとつです。
Makové koláčky(けしの実のコラーチキ)もチェコの結婚式にかかせません。 引き菓子として、結婚式に出席してくださった皆さんに配られます。 まずは生地作りから。材料を合わせて発酵させ、丸く分けとった生地の真ん中にコップの底でへこみをつけます。 生地を発酵させている間にdrobenka(ドゥロベンカ)をつくります。
Drobenkaとは?中力粉、バター、砂糖を手でよく揉み合わせたもので、コラーチのトッピングによく用いられます。
チェコ産の挽いた黒いけしの実とプルーンムースなどを使ってけしの実のペーストをつくります。
ひとつひとつコラーチの生地にペーストを詰め、drobenka(ドゥロベンカ)をトッピングしてオーブンへ!
今回の料理教室で使ったmletý mák(けしのの挽いたもの)は日本ではなかなか手に入りづらいものですが、チェコのスーパーでは普通に売られているポピュラーな食材です。コラーチやクネドリーキなどに使われるpolohrubá mouka(中力粉)なんかも日本のものとはちょっと違うので、チェコ旅行に行かれた際に是非手に入れて、本場さながらのチェコの味を再現してみてはいかがでしょうか?
今回も沢山の皆様にご参加いただき、楽しくチェコ料理を作ることができました
またのご参加をシェフ共々、楽しみにしております!