8月は、アーティストで非建築家、ドラァグクィーン、そして数々の映画にレビューを書かれている
ヴィヴィアン佐藤氏と真夏のチェコッと映画祭と題し
チェコスロヴァキア時代の映画の上映会を2カ所で開催しました。
チェコ蔵×ヴィヴィアン佐藤コラボ 真夏のチェコッと映画祭第1弾
日時、8月2日(土) 18:00~
恵比寿駅から徒歩5分 写真食堂めぐたまで開催されました。
上映作品:Deváté srdce『九つ目の心臓』(ユライ・ヘルツ)
(チェコスロヴァキア、1978年、88分)
監督・脚本:ユライ・ヘルツ撮影:イジー・マハーニェ音楽:ペトル・ハプカ、美術:ヴラジミール・ラプスキー特別美術協力:ヤン・シュヴァンクマイエル、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーオープニングテロップ製作:エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー
出演:
学生マルチン:オンドジェイ・パヴェルカトンチカ:アンナ・マロヴァーアドリエナ妃:ユリエ・ ユリシュトヴァー人形芝居座長:ヨゼフ・ケムルアルドブランディニ、宮廷占星術師:ユライ・ククラ宮廷道化:フランチシェク・フィリポフスキーメルリーニ、新宮廷占星術師:ユライ・ヘルツ
シノプシス粗筋:
学生のマルチンは巡業をしている人形芝居の一座の人たちに遭遇。座長の娘トンチカと恋に落ちたものの、不思議な病に苦しむアドリエナ妃を助けようと、領主の公募に応募する。一方、アドリエナ妃は天文学師、実はバーコード魔王アルドブランディニに傀儡されていた。自らの命と引き換えに、マルチンは果たしてエドリエナ妃を魔王の牙から救い出すことが出来るのか。巨匠ヤン・シュヴァンクマイエルによる摩訶不思議な美術セット(人間の心臓絞り機など)や音楽、ゴシックな世界観など、見所がいっぱい!
映画祭第1弾の会場、「写真集食堂めぐたま」さんは、お店中、壁一面の本棚に写真評論家・飯沢耕太郎さんの写真集5000冊を所蔵し、その貴重な写真集を自由に読みながら、こだわりのからだに優しくおいしいご飯をいただけるという、なんともステキなカフェなのです。チェコ関連の写真集も沢山あります!
今回はピルスナーウルケル(チェコビール)のご提供と沢山のおいしいチェコ料理をつくっていただきました!
チェコ蔵も特製ウトペネツを提供しました!ウトペネツは、チェコではポピュラーなビールのおつまみで、その意味はなんと、「土左衛門(水死体)」。チェコのゴシックでシュールなドラキュラ映画を観ながら、ピルスナーウルケル(チェコビール)、ウトペネツ(土左衛門)をいただきました。
チェコ蔵代表ペトル・ホリーとヴィヴィアン佐藤氏によるトークショウも大盛況!!
ここだけでしか知る事の出来ない撮影裏話や、ヴィヴィアン様とホリーのマニアックな掛け合いで
大変にシュールな真夏の一夜となりました。
チェコ蔵×ヴィヴィアン佐藤コラボ 真夏のチェコッと映画祭第2弾
日時、8月19日(火) 18:00~
千駄ヶ谷駅から徒歩10分ディクショナリー倶楽部千駄ヶ谷にて開催されました。
上映作品:『Adéla ještě nevečeřela(アデーラは夕食前)』
(チェコスロヴァキア製作、1977年、105分)
監督:Oldřich Lipský オルドジヒ・リプスキー
ヤン・シュヴァンクマイエル監督が手掛けた肉食植物アデーラ(アデルハイト)が登場!!!
クランツマル男爵の恐ろしくも哀しい復讐劇の幕が上がります!!!
ゲルトという愛犬が行方不明になる事件から物語がはじまり、アメリカNYから名探偵が呼び寄せられ、その不可解な怪事件に取り組むことになるが...
摩訶不思議なリプスキーワールドが炸裂!!
第2弾映画祭の会場は千駄ヶ谷の隠れ家的ギャラリーカフェ
ディクショナリー倶楽部千駄ヶ谷。
8月30日(土)まで『おっぱい展』開催中です!
もちろん!チェコビール(ピルスナーウルケル)も提供していただきました。
JON THE DOG さんによるタロット占い:JON(犬)http://jonthedog.com/や、
この日だけのユニット『アノ・チェコーズ』によるジプシーバイオリン演奏:多治見智高http://bulk.co.jp/bloghomme/tomotakatajiなどなど
映画上映だけにとどまらない、お楽しみも盛りだくさん!!
更に、ディクショナリー倶楽部オーナー桑原氏のご好意で、ご自身所有の戦前の蓄音機で
なんと!戦前のチェコの名優コンビ、VW(ヴォスコヴェツ&ヴェリヒ)による、ヤロスラフ・イェジェク作曲の反戦的な「Strašidla(お化けたち』)の貴重な名盤を聴かせていただきました。
「日本にこのレコードが保存されているとは驚きです!」(ホリー談)
加えて、今宵もアデーラの如く艶やかなヴィヴィアン様とペトル・ホリーの軽快でディープなトークで
真夏の映画祭は更に大盛況でした!
☆ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!☆
次回の映画祭も乞うご期待ください!